農家はもっと減っていい 久松達央著 厳しい現実と生き残り戦略 - 日本経済新聞

第1章を読んだ人は、まず絶望を味わうことになる。「農家はもっと減っていい」というより、「農家は減るしか道がない」現実を著者は突きつける。農家大淘汰時代に突入し、世間で言われているキレイゴトがいかに通じず、大規模経営が農業を席巻し、その流れに逆らえるものはいないだろう、という厳しい実態を、ありとあらゆ…